佐野市災害ボランティアに行ってきました

未分類
スポンサーリンク

医学部志望の高校生の親、ぷっちママです。

2019年11月4日は慈恵医科大学の学園祭に行く予定でしたが、予定を変更して栃木県佐野市のボランティアに行ってきました。

今日はそのレポートです。

スポンサーリンク

栃木県佐野市のボランティアセンター(2019年11月4日現在)

ボランティア活動に行く前に

〇情報収集 各地域のボランティアセンターの情報をチェック

〇装備 水害ボランティア標準装備

〇高速道路 災害ボランティアに行く人は高速道路の利用料金が無料になります。佐野市でボランティアをする場合は佐野市災害ボランティアのHP からプリントアウトして高速道路の一般レーン(ECTレーンじゃない方)から入ります。プリントアウトした書類と免許証が必要です。。

往路 プリントアウトした書類と免許証 を一般レーンで出す

復路 プリントアウトした書類にボランティアセンターでハンコをもらいます。使い方は往路と同じです。

事前の情報収集

私たちは災害ボランティアをするのが初めてなので、私達のような初心者の女性二人が足手纏いになってしまうのではないかと思い、お忙しいとことろ恐縮でしたが、ボランティアセンターに問い合わせてから行きました。

  • まだまだ土砂が残っていて「泥出し」の作業が必要
  • 女性、高校生でもできる作業がある
  • 泥出しがメインなので軍手よりもゴム手袋がいい
  • 長靴、スコップ、ブルーシートなど作業に必要なものの貸し出しもある
  • 車で来られるなら車で来てもらえた方が良い

インターネットで見た水害ボランティア標準装備(長袖長ズボン、帽子、マスク、スキーのゴーグル、粗品のタオル、履き口が絞れる長靴、軍手、水、食料:おにぎり、野菜ジュース、飴、梅干し)+ゴム手袋、車で行きました。

佐野市に入り道路を走っていると思ったよりも街が綺麗だったので、長靴いらなかったかなーと思いましたが、ボランティアで行く場所ではばっちり必要でした!ほとんどの人が、水害装備をしていました。

ボランティア活動方法

ボランティアセンター

駐車場:センターの近くまで行くと看板が出ていてわかりやすかったです。誘導員がたくさんいて、空いている駐車場を案内してくれます。ボラセンの場所が佐野市の施設が複数集まっている場所なので、駐車場は十分ありました

受付:名簿に名前や電話番号などを書く→ガムテで名札を作って腕に貼る→付箋に名前と電話番号を書く→マッチング会場へ

マッチング:順に椅子に座って募集を待ちます。

職員の方が案件を持ってきます「作業内容、現場までの交通手段、人数」を聞く→できそうなら「挙手」→前の席の人優先で選ばれる→移動ツールがない人を相乗りさせられるかなどで人数調整→メンバーが決ったら名簿に受付で書いた付箋(名前と電話番号)を貼る→グループのリーダーを決める→説明を聞く→出発

連休で参加人数が多かったので多少時間はかかりますが、受付から終了までのシステムがとても整備されていて、初めての私達でもわかりやすくて良かったです。待っている間にゲームで楽しませてくれたり、大人数を混乱なく誘導されていた佐野市社会福祉協議会のチーム力、感動でした。

案件1 更地の泥出し

1件目は更地の泥出しでした。地元の男性一人とぷっこ、ぷっちママの3人で行きました。水は引けても泥が残っているということで、私たちが到着したとき、ご高齢の男性がお一人で掻き出し作業をしていました。

泥を土嚢に詰めて口を縛って、道路脇に並べます。泥をひたすら詰めて、運びました。やってみて初めて知りました。

ぷっちママ
ぷっちママ

泥って重い

「でしょうね」と思うかもしれませんが、想像以上です。たったこれだけのことですが、体験してみてよかったです。そして、

ぷっちママ
ぷっちママ

泥の作業は、軍手より、分厚いゴム手袋がいい!

ボラセンで教えていただいたゴム手(作業用)が役に立ちました。はじめは軍手でやりましたが、濡れて不快でした。衛生的にもよくないでしょうね。我が家の防災グッズに追加しようと思います。


ショーワグローブ 【透湿防水】No281テムレス Mサイズ 1双

更地ということもあり、あっという間に作業終了。ボラセンに戻って2回目のマッチングへ。

 

案件2 床上浸水のお宅で泥出し

通りから少し入ったお宅で泥出しの作業です。幹線道路はほとんど綺麗になっていたのでわかりませんでしたが、少し住宅街に入ると道路に泥が乾いた土が溜まっており、車が通るたびに土ぼこりが舞い上がり目に入り痛かったです。口にも入ってきて歯がざらざらしました。ゴーグルとマスクがあると保護できます。

床下の泥を掻き出す作業とお庭の泥を掻き出す作業でした。

床下の泥を出すことは想像がつきましたが、お庭の泥も無くさないと床下の泥を外に運び出せないなんて初めて知りました。

泥は乾くと舞ってしまい厄介ですが、濡れた泥は重くて撤去するのが大変です。ぷっこも身をもって感じていました。

泥ヤバい

全員が黙々と作業を続けます。ぷっこも黙々と泥を土嚢に詰めて運びます。

私たちは生活再建に必要な泥の搬出ルートを作るためのお庭の作業をメインに行いました。窓ガラスや室内の壁に床上まで浸水した跡(床上で1メートルくらい?)があり、水が来ただけでもショックだったろうに、床を開けたら厚さ20センチくらいの泥が堆積していて、途方に暮れただろうなと思いました。

ボランティア10人全力で頑張りましたが、すべての作業は終了しませんでした。被災されたご家族だけでは到底復旧できないことがよくわかりました

こんなにみんなで頑張っても終わらなかったね。一人だっから、やったかやってないかわからないくらいしか進まないよ。ボランティアって必要なんだね。

あまり乗り気でなかったぷっこも、作業を終えて清々しい顔をしていました。

ボランティア活動をしてみて

お恥ずかしい話ですが東日本大震災の前までは、ぷっちママ正直ボランティアは「やってあげる」という感覚でした。学校では互助だと習っていたので「お互いさま」という感覚で。しかし、災害ボランティアの報道を見るうちに、ボランティアは「やってあげる」ではない、自分のことは自分で(自己完結)と認識を改め、危険な場所で過酷な労働をするなんて大変、役に立てることなんてないあるのかな、自分にはできないだろうと思っていました。

ぷっちママが、今回ボランティア活動に参加した理由は自分にはできないかもしれないけどやれることがあるとしたら「やってみたい」と思ったからです。テレビで見ているボランティア活動というものが、どういうものなのか自分で体験してみたかったのです。

そして、ぷっこは行きたくないとは言わないけれど、行きたいわけじゃない感じでしたが、ぷっこの世界を広げられたらと思って連れて行きました。実際体験してみると、やはり見聞きするよりも体験するに越したことはないと思いました。「泥は厄介」「一人じゃできない」って頭でわかるのと、体験するのは違いました。

ぷっちママ
ぷっちママ

中高生の親御さん、親子でボランティアに行ってよかったですよ

周囲の安全を確認することも大事

その他にも実際に行ってみて感じたことがあります。まず、だいたい事前情報通りでしたので、調べていくことが大事だと思いました。

また、みんな黙々と作業するので周囲の安全を確認することが必要でした。

  • 安全に作業できる場所かどうか
  • 住宅や家財道具を壊さない
  • 周囲の人に怪我をさせないか(スコップやクワの柄など道具がぶつかる)
  • 周囲の人の作業で自分が怪我をしないか

など、周囲にも気をつけないといけないことがわかりました。

「普通の日常」は貴い

地元の方

佐野は大きな災害もないし安全で住みいいんだよって言ってたんだけどね

  • 雨風しのげて、安心して眠れる場所がある。
  • 温かい食事をいただける。

そういう日常がありがたいんだよ、って言われても、「はいはい、そうですよね」くらいにしか思っていなかったのですが、心からこう思いました。

ぷっちママ
ぷっちママ

うちに帰っても、外に出ても、安心できる場所がないって大変

普段あまり気にしてないですが、安心できる場所があるって幸せですね。被災者の方々に一刻もはやく安心できる日常を取り戻していただきたいと、心から思いました。

思いやる心

災害現場と病院は、「安心感」が阻害されている状態という点で似ていると思いました。災害によるか、病気やけがによるかの違いで、どちらも不本意に不安な状況を強いられています。

災害現場で被災者の生活再建のために優先順位を決めて活動をするためにニーズをしることが大切でした。そしてニーズに合わせたサービスが人々の役に立ちます。どの仕事でも同じですけどね。

優秀な学力を有し医学部に入り、国試に受かり研修が終われば医師になることができますが、相手を思いやる心(順天堂大学で言う「仁」)によって、医師の質が変わってくるように思いました。

初めてのボランテイア活動、ぷっこの感想↓

助けてもらわなきゃ無理ってことがあるとわかった

 

被害にあわれた方の生活が、一日でも早く復興されるように願っています。(この思いも、行く前とは本気度がちょっと違います。体験て大事)

貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。

ぷっちママ
ぷっちママ

佐野ラーメン、おいしかったです

では、また。

未分類
スポンサーリンク
フォローが励みになります。
スポンサーリンク
どうなる⁉ 医学部受験 ブログ

コメント