医学部志望の高校生の保護者、ぷっちママです。
今日は、ぷっこの反抗期についてです。ぷっこの中学受験は反抗期真っ只中でした。
でも、単なる反抗ではなく、それには深い理由がありました。
ぷっちママ、猛省しております
ぷっこ、反抗期になる
ぷっこが反抗期になったのは、小4だったと思います。ちょうどぷっちが生まれてすぐの頃です。ぷっち(下の子)が生まれて、ぷっこ(上の子)のことが雑になりました。だから、赤ちゃん返り的なことだから、一時的なことだと思い込んでいました。
でもそうではなくて、大人に不信感を持ち、ぷっちママや先生に心を開かないと決めた事件があったのです。
ぷっちママ、全く気が付きませんでした…
反抗期のきっかけは個人面談
ぷっこが大人に心を開かないと決めた事件は、担任の先生から言われた一言がきっかけでした。
ぷっちが生まれた後、ぷっこが小4の時に個人面談がありました。
担任の先生が、ぷっこが階段でMちゃんの腕を掴んで揺さぶり、(何か忘れてしまったけど何かを)問い詰めてとても怖い思いをさせた。と言うのです。
28歳未婚のリカちゃん人形みたいにかわいい担任の先生は、こう言い放ちました。
ぷっこさんをみていると、お母さんの愛情が足りないんだと思います。
えーーー!ぷっちが生まれて、ぷっこに愛情が注げなくなってるんですか?私!そもそも、ぷっち以前に愛情が足りてなかったんですか?!
それはそれは大変なショックで、パニックでした。先生の話を、何の疑いもなく信じ切ってしまいました。
帰るなりぷっこを問い詰めました。
何でそんなことしたの?してないって、先生が嘘ついてるの?Mちゃんも先生も言ってるんだから、ぷっこが嘘ついてるんでしょ!Mちゃんには一年生の時も同じことしたよね?どういうことなの!
そんな感じのことを言った覚えがあります。思い出すと苦しくなります。
同じことが前にも
酷く怒ったのには、もう一つ理由がありました。小1の個人面談で担任の先生から「下敷きをなくした子がいて、みんなで探しました。ぷっこさん達は、Mちゃんが隠したと言ってMちゃんの腕を掴んで揺さぶって問い詰めたそうです。」と言われました。
その時もMちゃんでした。Mちゃんは先天性の疾患のため、人工肛門で生活していました。体も小さく、腕を掴まれてとても怖かったそうですと、厳しい表情で先生に言われました。
優しかったぷっこが、体の弱いMちゃんに乱暴したと聞き、ぷっちママ、パニックでした。家でぷっこに聞くと「そんなことしてない」と言うのですが、子どもは都合の悪いことなんて言わない、担任の先生が間違いないと思い込んでしまい「嘘をつかないで」と頭ごなしに叱ってしまいました。
小4の時は2度目だから、ぷっこはMちゃんが嫌いで意地悪したくなるのだろうと、勝手に決めつけてしまいました。
ぷっこ、心を閉ざす
この4年生の個人面談でぷっちママがキレたことがきっかけで、ぷっこは心を閉ざしました。
本心を言わない、当たり障りのないことしか言わない、ぷっこは主張することがなくなりました。
それでも、勉強は自分のためだとわかっていたそうで、コツコツ続けていました。
和解したのは中学に入ってから
そんな感じで主張しないので、イマイチ志望校もよくわからないまま、中学受験を迎えました。それでもなんとか、(おそらく)志望校に合格し、今は楽しく高校に通っています。
和解のきっかけは、話し合いです。ぷっこが、どうにも言うことを聞かなくなった、というか、わざとぷっちママが嫌がることをし始めて、何か恨んでいるように見えてならなかったのです。ぷっこは、「不満があるけど、何が不満が絶対に教えてやらない!」と思っているようでした。夫に協力を求めても、余計に嫌われるから嫌だと言って協力してくれませんでした。でも、それで良かったです。
その時はわからなかったけど、自分でしてしまったことなので、自分で解決しなければならなかったからです。
ぷっちママ、いよいよ決着をつけようと覚悟の話し合いに臨みました!
ぷっこ、カツ丼食うか?
ぷっこに、恨んでいるんでしょう?と聞くと、否定しませんでした。ですが、具体的なことはなかなか話そうとしてくれませんでした。
刑事ドラマの「カツ丼食うか?」の勢いで、ダンマリです。
私は「絶対にお母さんに言わないと決めているでしょう?あなたは最短であと5年で家を出るかもしれない。(当時13歳)それまでにあなたに必要なことを教えないといけないのに、あなたが何を考えているかわからない。それでは教えてあげられない。お母さんはあなたに嫌われたっていい。あなたが社会に出てから誰かに嫌われないように、教えられることを全て教えたいんだ。だから今日こそは絶対に聞くよ。
こんな感じで無駄な時間を過ごすのはやめよう。恨まれるようなことをしたなら、謝りたいので教えてください。」
と頭を下げました。
ぷっこ、ぷっちママ、号泣
その姿を見て、ぷっこは号泣しながら、話始めました。
小1と小4の時にMちゃんの腕を掴んで揺さぶったというのは、本当に無実で、先生もお母さんも私のことを信じてくれなかった、だから私も誰も信じない。とぷっこは言いました。
そんな前のこと、ずっと抱えていたなんて、本当に申し訳なかった。どれだけ孤独だっただろうか。ぷっちママも号泣です。
心から謝りました。
当時はぷっこを信じてあげられなかったけど、その時はぷっこが本当のことを言っているのだと分かりました。
そんな気持ちで、毎日の生活も、中学受験も、よく頑張ってくれたと感謝の気持ちをつたえました。
ぷっこは許してくれました。久しぶりに本当のぷっこに会えた、やっと会えた、そんな瞬間でした。
先生の言葉を鵜呑みにしてはいけない
先生の言うことは、貴重なアドバイスとして聞く必要があります。それは大前提です。
しかしこの件で、先生の言葉を鵜呑みにしてはいけないことを学びました。
小4の担任の先生は、先生が子どもの頃に両親が離婚し、自分は愛情不足に育ったと言っていたそうです。子ども達に言うことを聞かせるために、教室で自分のFacebookやYouTubeを見せていたことが発覚し、他校へ移動になり翌年退職となりました。
そのような方とは知らなかったので、愛情不足という言葉に動揺し、しっかり育てなくては!という強い使命感で、我が子を信じずに頭ごなしに叱ってしまいました。
本当に申し訳ないことをしたと、今でも思います。誰も信じてくれない絶望感は、相当だったと思います。なんとか許してもらえて、本当に良かったです。
先生とはいえやはり人間なので、先生のフィルターを通した話として、冷静に聞かないといけないとその時学んだのでした。
冷静でないママを諭すぷっこ
その件で、先生の言葉を鵜呑みにしてはいけない、と学んだはずですが、やっぱりぷっちの「こんなこともできないのー?」は大ショックでした。
ぷっこは、ぷっちがそんな事言うのは、相手の子に普段から何がって程でもないけど、ちょいちょい嫌な思いをさせられているとか、そういう何かがあるのかもしれないよ、と言いました。
大人と子どもの間にいるぷっこの方が、よくわかっているのかもしれません。ぷっちの様子は引き続き気をつけて見ていこうと思います。
ぷっこの反抗期
ぷっこは、私はすっかり忘れていたこと、というか勘違いしていたことを何年も抱えて、絶対に大人に心を開かないと孤独な日々を送っていました。想像すると、胸が苦しくなります。
ぷっこ、本当にごめんなさい。
ぷっこの反抗期は、ぷっちママが信用しなかったというきっかけがあり、ちゃんと心で感じて、頭で判断した上での行動でした。
もちろん、いろんな反抗期があると思います。なんとなくの反抗期もあるのかも。
でも、理由なんてなさそうって見えても、それがうまく言葉にできないだけかもしれません。
中高生にもなると、親とは違う価値観を持っていることもあり、全然違う価値観で話されると、つい否定しがちですが、それが間違っているとも限らない。
子育てって難しいですね。でも楽しいです。
がんばりましょう。
次回はそろそろ、医学部医学科説明会の話に戻します。
ではまた。
湧き上がれ!知の泉!
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