医学部志望の高校生の親、ぷっちママです。
今日は東京医科歯科大学2019オープンキャンパスレポート後編です。
東京医科歯科大学2019オープンキャンパスレポート前編も併せてどうぞ。
今回は、東京医科歯科大学から保護者に向けたメッセージと在学生の勉強法や通っていた予備校、受験生へのメッセージなどをまとめました。
東京医科歯科大学生協学生委員会製作のYAEMON2019受験生応援号という冊子を無料配布してくださっていました。この冊子には、今年度の入学者にアンケートを取りセンターの選択科目や合判の最高判定の他、受験生へのメッセージなどが掲載されています。最後のページには、受験の相談にのりますという主旨でメールアドレスも載っていました。さすが「教育理念:知と癒しの匠を創造し、人々の幸福に貢献する」です。

孤独な受験生のことをわかってらっしゃる
愛情たっぷりの一冊です。受験生応援号の情報もお借りしています。
保護者の方へのメッセージ
保護者向けセミナーで、大学職員の方から保護者に向けたメッセージをくださいました。
保護者の方も、C判定など見ると「何やってんの」「しっかりしなさい」など、言ってはいけないとわかっていても口走ってしまうかもしれません。
判定が悪かったときは「ダメじゃない」と言わずに

なぜそうなったのか、修正点は何だと思う?と優しく聞いてあげてください
とのことでした。そして入試の前には

あなたはこれだけやってきたから大丈夫と声をかけてあげてください
A、B判定ではなく、C判定しかとったことがないという人も合格しているから、諦めずに強い気持ちで頑張ってください。センターが9割ないと受からないと言われていますが、7割弱で合格した人もおり、ボーダーは6割程度、とのことでした。

諦めずにしっかり対策した人が合格しますから、保護者の方も諦めずにお子さんをサポートしてあげてください。
とのことでした。中学受験の時もそうでした。本人が一番落ち込んでいるのに、優しく声をかける事が出来ずに、ぷっこを傷つけました。

ぷっちママ、今度は絶対に優しい言葉をかけることを誓います
そしてCD判定でも合格できているとの情報に「おおー!頑張ります!」と思いましたが、午後の学生さんの話を聞いて愕然としました。学生さんの話では、C判定の人なんていませんでした。センターは「全科目95%以上でしたね~」と言ってましたので、かなりションボリです。
合判の最高判定
「受験生応援号」19年度入学者にとったアンケートには最高判定の多い順にA.B.C.E.Dとなっていました。 C,D,Eの方たちはさぞかし不安だったろうと思いますが、諦めなかったのですね。

ションボリしてないでやるっきゃない!
センター試験について
東京医科歯科大学・センター試験のボーダー
保護者向け説明会で職員の方からお話がありました。
ボーダーは6割程度
7割弱で合格した人もいます
センター試験の得点率
センター得点率は、説明会に参加していた学生さんが93,95,95,97%などで、「ほとんどの人が9割前半にいますよね~」さらりとおっしゃっていました。。
「応援号」によるとほとんどが9割以上で、アンケートに答えた人の最低得点率は86%、87〜89が三番目、90〜93が一番多く、二番目に多いのが93以上でした。
噂では95パー取れないと受からないと言われているが、説明会ではボーダーは6割程度と言っていること、80パー後半でも合格していることから、面接や小論で教育理念やアドミッションポリシーに合致した医科歯科大学の求める人材と判定されれば逆転も可能かもしれません。
学生さんによる入試対策
センター勉強法と選択科目
登壇していた学生さんのアドバイスです。メモが曖昧なところがありましたので、間違いがあったらすみません。
数学は時間がギリギリなので、普段から早く正確に解く習慣を。
理科は教科書レベルで良いので細かいところまで拾っておく。応援号のアンケートによると、科目選択は物理化学が一番、ついで生物化学でした。
社会は勉強時間を取れないので、学校の授業ですませること。応援号のアンケートによると、地理B、倫政、世界史B、日本史Bの順でした。

センター形式に慣れるため、模試で場数を踏むと良いと思います
前期2次対策
数学 小問は絶対とれるところをとる。誘導の意図を理解して解いていくこと。
物理 レベル「名門の森」程度、基本的なミスをしない、55分くらいで終わらせたい
化学 やや難しい。リード文が長いがよく読めばわかる見掛け倒しなので落ち着いて読むこと、計算が多い
生物 知識論述が多い、時間ギリギリになるのでスピードが大事、とまらずにパッと考えて解くこと、分野は満遍なくでる、教科書に載っている図を書けるようにしておく、実験方法を考えさせる問題も出るので意図を理解する、教科書一冊まるまる完璧にする
英語 みんなできるので差がつかない、英問英答だけは差がつく、時間配分の練習、英語慣れしておくこと。

英語を落とすと落ちる!と思って必死に解きました
後期2次
CD判定でもトライする価値あり!
面接 曖昧なことを答きえると、どういうことか?とつっこまれます。
推薦
本を読む、文を書くことが好きな人向けと思う
準備が大変だから、受けるかどうかよく考えて。特に高校の先生に書いていただく小論があるので、学校には早めに相談した方がいい。
以下、参考:(推薦の過去問について)
本学では、過去の試験問題の配布・販売等はおこなっておりません。
「特別選抜」および「編入学試験」の試験問題の一部のみ、窓口での閲覧が可能です。
閲覧御希望の方は、必ず身分証明書(学生証・保険証等)をお持ちになり、入試課窓口(1号館西1階)までお越しください。
閲覧可能時間は平日8時30分から16時00分までとなっております。東京医科歯科大学HPより引用
もろもろ
以下はどの受験方式か不明ですが、メモに書いてあったのでとりあえず残します。
医学科の問題は、まともに解けないので、まず冷静になり必要な情報をみつけること、それをまとめて答えを導き出す。
グループ面接は時間と人数を考えて、自分が話していい尺を考えること。長すぎるのも協調性を欠くのでNG。
「アピールしたいことをどうぞ」「志望理由を」は答えを考えておく。
通っていた予備校
駿台予備校(医学部専門・市谷校舎)、鉄緑会、東進ハイスクールなど

国立大学志望なら、結局は総合力なので医学系予備校にこだわらなくてよいと思います
サークル
特徴的だなと思ったのですが、サークル話はでませんでした。掲示物はあったのかもしれませんが、人通りの多いところでは見ませんでした。
サークルがないわけではなく、情報は公式HPにあります。各サークルのHPも見る事ができます。
以上がオープンキャンパスと受験生応援号の情報でした。
東京医科歯科大学 オープンキャンパスの感想
医学部医学科に入学する目的は、医師国家試験に合格し医師になるためです。
「高校と同じ勉強法ではダメ。高校3年分を1カ月でやる。」というお言葉にあったように、速いペースで講義が進み、在籍している学生さんたちはどんどん吸収できるのだろうと思います。
CBT・OSCE・医師国試の対策はありません。センター試験9割の学生さんたちが「CBT・OSCEの勉強は受験勉強位大変だった」と言っていました。他の大学で「国試は対策をしないと絶対受からない」と断言している学校もある位、国試は難易度の高い試験です。

合格するのも大変ですが、入学してからもっと大変そうです。手厚いサポートが欲しい人には向かないようです。
ではまた。
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