- 医学部志望の高校生の親、ぷっちママです。

私立でもいいよ。と言ってあげられたらなぁ。
これまで、私立医学部の学費を工面する方法を東京都、埼玉県、千葉県の地域枠で調べてきました。過去の記事はこちらからご覧いただけます。
各地域枠は、多額の支援を受けられますが、卒後9年間の勤務でお返ししていくことになります。
ありがたいような?縛りがきついような?
今一つ、この制度の価値がピンときませんでしたので、次は教育ローンや奨学金について調べて各制度を比較していきたいと思います。
本日は、私立医学部の学費を工面する方法を考える~国の教育ローン(日本政策金融公庫)について調べました。
教育一般貸付(国の教育ローン)
貸付額と金利
最高350万円まで
固定金利 年1.71%
日本学生支援機構の奨学金と併用できる
受験前から申込み可能
世帯年収の制限あり!
利用条件 世帯年収(所得)
扶養している子どもが1人 790万円(590万円)緩和される条件あり
扶養している子どもが2人 890万円(680万円)緩和される条件あり
扶養している子どもが3人 990万円(770万円)
保証
(公財)教育資金融資保証基金または連帯保証人から選べます。
連帯保証人は、進学者・在学者の4親等以内の親族(進学者・在学者の配偶者を除きます)をお立てください。また、連帯保証人は、お申込みいただく方と別居・別生計の方をご検討ください。とあります。
返済方法
返済期間は最長15年です。
在学期間中は利息のみのお支払が可能(元金据置)在学期間中は、元金を据え置いて利息のみのお支払いとすることもできるそうです。
元金と利息を合わせた毎月の返済額が一定(元利均等返済)です。
繰上げ返済可能で、手数料はありません。これは嬉しいです。
返済シミュレーション
※(日本政策金融公庫)国の教育ローンHPのシミュレーションです。実際にお借入れする方はご自身でお調べください。
最高額350万円を固定金利1.71%で借りられた場合
地域枠との比較のため、在学中6年間は金利のみ、卒後9年間、トータル15年間で返済と設定しました。
在学中月額 5000円/月
卒業後~9年間 35000円 41万9900円/年
返済総額 413万7800 円
保証(保証人をつけない場合引かれる金額)39万0604 円
初期研修医の給料は月25万円程度でした。各病院によって差があるかと思いますが、25万円の給料が手取りで20万円程度と仮定します。
20万円ー返済3.5万円=16.5万円!
仮に4万円の寮に入って12.5万円!
これを苦しいと思うか、全然いけると思うかはわかりませんが、初めの2年間はおそらくこんな感じではないかと。
その後基本給も上がり、病院によってはバイトOKになったりするので、初期研修の後は、そんなに返済が大変な金額ではなさそうです。
それにしてもです。
借りられた額は350万円。私立の医学部では、1年で使い切ってしまったり、全然足りなかったり…。でも返済するには毎月3万5千円を9年続けてようやく350万円お返しできる。卒後5年位たてば繰上げ返済できるかもしれませんが、なかなか厳しいですね。
でもそれだけ医学部に入るって、価値があることなんですね。
そして、ここがポイントです↓
地域枠との大きな違いは必ず返済しなければいけない点です
地域枠は働いて返すという方法ができますが、ローンはローンなのでお金を返さないといけないですね。

やっぱり「すごく賢い」か「お金持ち」じゃないと無理なのかなぁ
「日本学生支援機構の奨学金と併用できる」とありましたので、日本学生機構の奨学金についても調べてみたいと思います。
では。
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