- 2019.7.30 順天堂大学 医学部オープンキャンパスに行ってきましたのでレポートします。
先生方のお話が知的で面白かったです
申し込みについて
申し込みはWebです。開催日7/30 14:00の回は申込み開始日7/16 14:00〜でした。人気があるので早く申し込んだ方がいいという情報がありましたので、受付開始と同時に申込みました。
いつ定員になったのかはわかりませんが、前日には満員になっていました。
当日キャンセル待ちに何名か並んでおられました。
少し席が残っていたので、恐らく入れたのではないかと思います。申込みに乗り遅れてしまっても当日キャンセル待ちの対応があるかもしれないので、ダメ元で問い合わせてみるといいかもしれません。
(ここから当日の話です)
今回も頑張って記録しましたが話がとても速くメモが雑でした。大事なことは医学部HPご確認ください。
はじめは医学部長 服部信孝神経学講座教授のお話です。
順天堂大学 概要
学是「仁」
人在りて我在り、他を思いやり、慈しむ心。
これすなわち「仁」
「仁」の心(他者を思いやる優しい心)を持った臨床医、研究医を育てる。
※いまいちピンとこない方は順天堂大学病院脳神経内科服部教授のこちらのページで意味を掘り下げることができると思います。
※順天堂大学の「仁」の心を持つという学是は当たり前に思えるのでさらっと読んでしまいそうですが、「仁」の心を持つ先生を育てるって素晴らしいと思いました。なぜなら、私は看護師として大学病院(順天堂医院ではありません)で勤務したことがあるのですが、あの先生心ないなぁって方はちらほらいらっしゃいました。医師人生のスタート地点である大学で「仁」をインプットしてもらえるのはとてもいい経験になると思います。
理念「不断前進」
現状に満足せず、常に高い目標を目指して努力を続ける姿勢のこと
※こちらも掘り下げて考えたい方は先ほどと同じ順天堂大学病院脳神経内科服部教授のこちらのページが参考になると思います。服部先生は神経難病をご専門とされています。難病を治療するために諦めない強い心、不断前進の精神で診療にあたっておられる熱意を感じました。
- 1838年 現在の日本橋にて、佐藤泰然先生が蘭方医学塾を開学
- キャンパスは以下の4カ所です。
本郷お茶の水キャンパス 医学部、ほかに4学科
さくらキャンパス 医学部、スポーツ健康科学部
三島キャンパス 保健看護部
浦安キャンパス 医療看護学部
順天堂医院について
系列病院は6病院 3424床 ( )内は特徴
順天堂医院 1032床 (特定機能病院)
静岡病院 577床 (救急、ドクターヘリ)
浦安病院 785床 (総合病院、救急)
順天堂越谷病院 226床 (精神科)
順天堂東京江東高齢者医療センター 404床(高齢者、認知症)
練馬病院 400床 (救急)
医師 1281名 (本院だけで531名)
患者 外来11145名 (本院だけで4500名/日) 入院3200名/日
JCI認定(国際基準の医療の質、患者安全を担保した医療施設であるという認定)を取得 順天堂医院HP参照 最先端の医療を安全に提供しているそうです。
医学部について
充実した教育環境 6学年812名(1学年定員140名)
1年生(医学部とスポーツ健康学科)はさくらキャンパスの寮に入ります。箱根駅伝に出る人たちと友達になれるかもしれません。
国試合格率は全国2位
国試対策に
予備校的なことはしないが
優秀な学生達なので合格していく
と誇らしげにまったく嫌味のない言い方でおっしゃっていました。私が学生で教授にそんな風に言われたらやる気満々になる!と思いました。
留年も出さない
卒業させる
※2年次以降の学納金で年350万円ほどですから、本当にお願いしますといいたいです。(我が子に)まずは入学ですけど。
海外協力校は24か国61校で充実の海外実習
(卒業時に日米両方の医師免許が取れることを目指した教育を始める予定とおっしゃっていたような記録をしましたが、ホームページで見つけられませんでした。今後の情報をご確認ください。)
臨床は当然。研究も万全
基礎医学研究者養成プログラムがあり、早期から研究が始められるそうです。将来、臨床医と研究医、どちらの道を進んだとしてもその二つが解離することなく、研究者の心を持った臨床医、臨床医の心を持った研究医になって欲しいとのことでした。
大学院は来年から定員が180名となるそうです。付属研究施設、連携大学院、企業との共同研究など66の研究分野があるそうです。
順天堂大学としては、学位を取ることは臨床医としても重要と考えており、大学院生の処遇の向上に努めているそうです。
以上、医学部長服部教授のお話でした。
話が早いので集中して聞いていないと振り切られそうでしたが、知的な感じで良かったです。入学すると学生さんの理解が早くこのように授業がスピーディなのかな~と想像しました。
まだまだ続きます。
次回は、「順天堂大学医学部について・2020年入試について」下部消化管外科学/医学教育研究室、専任准教授 富木裕一先生のお話です。
医学部受験に挑戦する子供に対する親の心構えの話もあり必見です。次回もご覧ください。
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