慶應義塾大学医学部説明会2019① オープンキャンパスをやらない理由 四谷祭

医学部 オープンキャンパス
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医学部志望の高校生の親、ぷっちママです。

本日は慶應義塾大学医学部の四谷祭をレポートします。2日間たっぷり楽しませていただきました!

こじんまりしています。

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慶應義塾大学医学部の四谷祭で、一番良かったところ

ズバリ!学生さん達が素晴らしかったです。

とてもこじんまりした学園祭で、構内案内の掲示などありませんでした。正直、おもてなしの心はないのか?と思いましたが、学生さんに場所を尋ねると丁寧に対応してくださいました。複数の学生さんにお世話になりましたが、対応がとてもスマートでした。

道案内ついでに学園生活や受験の時のお話なども、教えてくださいました。(実はこれが一番の情報でしたが、公の場での話ではないので、公表は控えさせていただきます。)学園祭の時にいる学生さんだからか、学校の満足度を尋ねると、どなたも「満足している!」とお答えでした。

慶應義塾大学医学部・説明会

さっそく、医学部説明会のレポートです。

オープンキャンパスをやらない理由

オープンキャンパスにお金をかけるより、誰でも閲覧できるweb広報を強化する方針である。入学しようという学校を一度位は実際に見たいだろうから、四谷祭で公開している。とのことでした。

というわけで当然、紙媒体の入試案内のパンフレットやボールペンなどのノベルティグッズの配布などありません。高い学費をノベルティに使われていると思うと悲しくなりますが、こちらではそういうことにお金を使わないのですね。

四谷祭のパンフレットとサトちゃん(Sato製薬)は無料配布されていました。

クリアファイルが200円で販売されていました。

医学部に入る≒職業が決まる

成績が良いからだけで医学部に入ると不幸なことになることがあるそうです。

自分が医師に向いているか、よく検討してから受験すること、とアドバイスをしてくださいました。

卒後の進路

臨床医になる人が95%

研究医になる人は年3〜5人

行政職(厚労省・WHOなど)につく人が1〜2人

(1学年 定員113人)

卒後のキャリア

初期研修 卒後2年

全員が初期研修を受けます。慶應大学病院の初期研修定員60名に対し、自大学出身者は15名(25%)で、その他の卒業生は中核病院で研修をするそうです。

慶應義塾大学病院では、例えば虫垂炎のような典型的なオペでも研修医に執刀させることがないそうです。また、外傷の受け入れは非常に少ないそうです。つまり、外科やERの研修では実践できることが少ないということです。

一方、中核病院には、研修医が即戦力となる病院もあります。実践的に技術を磨くような研修を望む場合は、慶應義塾大学病院ではなく、希望する診療科を研修しやすい中核病院で研修するそうです。

中核病院での研修は、慶應ネットワークの強み、手厚い指導が受けられるそうです。(大学からお預かりした研修医をしっかり育てないと!って指導してもらえるのかなぁ?と想像しました。)

専門医研修 卒後3〜5年

専門認定医制度が始まってから、研究医になりたいという人よりも一つでも多く認定医を取りたいという人が増えているそうです。

卒後3年目以降になると85%の卒業生が慶応の医局に所属して、附属病院や中核病院で働くそうです。

大学院

大学院に進学する人は少なく、「まだ半分位」とおっしゃっていました。認定医を取る方が人気だそうです。大学院を推奨する大学が多いですが、あまりこだわっていないような感じでした。

研究者として留学

以前は半数以上だったが、現在は2〜3割程度。

海外で臨床医として働く

少数だそうです。海外に行くタイミングは、初期研修直後に行く人が多いそうです。

将来的には、大学病院、市中病院、開業医として、臨床医を続ける人がほとんど、とのことでした。

“マッチングで慶応に入る”という道

初期研修定員60名のうち、自大学出身者が15名(25%)ということは、残りの75%45名は、他大学出身者ということになります。

慶應大学は、幼稚舎からはじまり、中学受験組、高校受験組、大学受験組と途中から入る人がたくさんいるので、病院でも、他大学出身者を快く研修に受け入れます、とのことでした。

入試でダメでも、初期研修で慶應に入るという道もあるということです。

カリキュラムについて

1年次 日吉キャンパスにて教養を学びます。8割が医学部専門の講義だそうですが、理工学部のAI Watsonなど医学部も一緒に学べる時間もあるそうです。

2年次以降 信濃町キャンパスで基礎医学、臨床医学

4年から5年にあがる時期 OSCE.CBT

5.6年次 臨床実習

国際認証基準に基づき、2年後を目処にカリキュラムの改定を行い、実習が始まる時期が変わるようです。また文科省的に一年次の教養が不要となったそうで、この辺りも変わるかもしれません。

しかし、アメリカと日本で医師免許を取る課程に大きな違いがあり、アメリカに準じて日本の医学部で教養を不要とすることによる医師の質の低下を危惧されていました。

今後のカリキュラム情報に注目です。

シミュレーター:学内にあり使われているそうですが、公開はありませんでした。

アクティブラーニング:ディスカッションなど参加型の学習を取り入れている

実習:CBT.OSCEに合格してから実習に入るので見学型から参加型になっている

設備:教育設備は今後改修する予定。

慶應義塾大学医学部の強み

1.総合大学なので、他学部の学生と学ぶことができる

2.卒業生のつながりが強い

3.三学部合同教育でチーム医療の基礎ができる(医学部、看護学部、薬学部)

4.グローバル教育への取り組み

  • 英語教育を強化している
  • 5年生の3学期に1ヶ月海外で臨床実習できる(40人/年)
  • 慶應義塾大学のネットワークでアメリカの有名大学で実習できる
  • 実習前に語学研修がある

この後、入試や学費、奨学金についての話がありました。

まとめ

今日は慶應義塾大学医学部説明会をレポートしました。

正統派の伝統校といった感じでした。

また、学生さんの対応が良かったことからもわかるように、教員、学生、卒業生を含めて「人」と「ネットワーク」が強みだと思いました。

次回は、説明会の続きとラボオープン、Dr.Gをレポートします。

では、また。

がんばりましょう!

 

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