こんにちは。医学部を志望する高校生の保護者ぷっちママです。
今日は順天堂大学OC②、順天堂大学医学部オープンキャンパス①の続きです。下部消化管外科学/医学教育研究室 先任准教授 富木裕一先生 のお話です。

HPに掲載されていないお話をたくさんしてくださいました。特に受験生の保護者の心構えが参考になりました。
本当に医師になる覚悟はあるのか?

面接や志願書の志望理由を作る参考になりそうです。
医師は病める人のものである
それを好まぬなら、他の道を選ぶがよい
医師の生活を考えてみよう。朝は早く起き、夜遅くまで働く。当直では、寝る時間がないこともある。今、受験勉強で大変かもしれない。しかし、医学は日進月歩であり、学生時代に習った知識では患者さんにベストな医療を提供できない。だから学び続けなければいけない。また、つらい宣告をしなければいけない時もある。
これが医師という仕事だ。
君たちにその覚悟はあるか?なければ辞めたら?
今「はい。その覚悟があります。」という人はあまりいないかもしれない。
それでもいいよ。医学部に入ってから、大学で医師としての使命を徐々に育んでいくのも、アリです。順天堂大学ではそのためのカリキュラムを準備してあります。
受験生へのメッセージ。不安かもしれないけど、
やれるよ!絶対できる!
合格だけをイメージして!必ずできる!
保護者へのメッセージ
大学受験も家族のサポートが大事です。
狭き門である医学部受験に挑戦しようという
お子さんの勇気を讃えてください。
この大学受験で家族一丸となることで得られることがあります。それは家族の絆と合格という成功体験です。お子さんをサポートしてあげてください。
そのことはできる、それをやる、と決断せよ。
それからその方法を見つけるのだ
エイブラハム・リンカーン

入学前からこんなお言葉をかけていただき、感動です。入学後も学生を大事に育ててくださる様子が浮かびました。
順天堂医院は6病院あるので、在学中も卒後も多くの症例を診ることができるそうです。
医学部では学是と理念に基づき、知性と教養を兼ね備えた医師になるよう指導し落ちこぼれを作らないよう配慮しているそうです。国試の合格率は98.4%で、大学院への進学率も高いそうです。
順天堂大学医学部カリキュラムについて
正確な情報が順天堂大学公式ホームページに掲載されています。補足説明を載せます。
(1年生の課題)
・PassiveからActiveへ「やらされる」から「自らやる」に転換します。
・寮生活を楽しむことで身につくことは、協調性、興味や価値観などが違う他学部の人との関わり、タフな精神力で医師にとって必要な能力、経験です。
・一般教養を学び、寮生活を経験し、視野を広げる時期です。
・英語は受験モードのまま臨むレベルだそうです。
・病棟見学と看護実習(2日間)があります。
寮生活について
医療はチームで行うので、寮生活に耐えられないなら、今後医師として生活できないと思ってもいい。
二人部屋で二段ベッドだそうです。6月に寮祭があるそうです。
(在校生アンケート)
- 寮生活に満足している80%
- 寮生活での人間観家に満足している90%
クラブ活動について
クラブ活動での経験は、医師になってから役立つ以下のようなメリットがあると考えています。
- 勉強とクラブ活動、複数のことを同時に努力する練習になる
- 上下関係を学ぶ
- 一生懸命やることを覚える
ちなみに。以前は順天堂大学のことを「順大」と呼んでいましたが、近年「順天」と呼ぶ新しい風が吹き最近では「順天」が主流になりつつある、そんなことを受け入れられる柔軟な学校だそうです。
1年生の2月からお茶の水キャンパスで学びます。
2、3年生は、基礎医学の座学や解剖実習など、(外科的な)糸結びなど基本手技実習が始まります。3年生では基礎ゼミで医学研究を体験し「自ら学ぶ」ことを身に付けます。3年後半から臨床医学を学び始めます。
4年生後半から臨床技術実習が始まります。5,6年の臨床実習は病棟、外来を4,5人のグループで回ります。希望者は、海外の病院で実習できるそうです。
6年生には勉強部屋が与えられ、8月後半から2か月間卒業試験に向けて猛勉強をするそうです。
入試関連
・小論文は独特の問題が出る。感性を見たいので無理やり医療系の文章を書かなくてよい。無理やり医療の話にするのは論点がずれていると判定される。とのことでした。
・面接は一生懸命頑張ったこと、情熱を注いだものがわかるものを持ってきてほしい。なんでもいいから持ってくるように。とのことでした。

面接は、コミュニケーション能力があるかをみるだけではなさそうです。
プロフェッショナルな医師を育てる
医師になるだけの努力が足りなければ
厳しく指導されて当然
医師としてのプロフェッショナリズムは「敬意を払うこと」「手を抜かないこと」「真摯に向き合うこと」。医師として筋を通すことであり、それができるように厳しく指導するそうです。
進級する!一緒に卒業する!決してあきらめない!という強い気持ちで学んでほしい。
と厳しいことを言いましたが、
大学は学ぶところだけど、ウキウキする楽しいこともしましょう。一緒に勉強しましょう。
本日はその第一歩です!
と富木先生のお話は締めくくられました。
医学部制の話を聞こう
次は在校生のお話でした。残念ながら私は仕事のため退席しましたので、ぷっこのメモをご紹介します。
日々の授業の復習が大切
面接・・・小論文で書いたことについて聞かれるので覚えておく。
東京都枠・・・1年から別実習、へき地医療
担任制度・・・1グループ10人程度に先生一人
手術の練習ができる施設がある
まとめ
以上、校風がわかる部分を中心にレポートしました。頑張って集中しましたが、かなりスピーディでしたので全部は拾えませんでした。学費・奨学金、入試など一般的な内容は順天堂大学公式ホームページに詳しく書いてありますのでご確認ください。

先生方の熱意と優しさが伝わってきたオープンキャンパスでした
では、また。
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