横浜市立大学 医学部学園祭「医学祭」2019に行きました

学園祭
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医学部医学科志望の高校生の親、ぷっちママです。

今日は、2019年11月9,10日に行われた横浜市立大学「医学祭」のレポートです。11月10日に行きました。

ぷっちママ

今回も、素晴らしい医大生と出会うことができました。行ってよかったです!

 

横浜市立大学医学部医学科 説明会@駿台予備校市谷校舎
医学科志望の高校生の親、ぷっちママです。 今回は、駿台予備校市谷校舎、全国国公立医学部説明会にて行われた横浜市立大学医学部医学科の説明です。 駿台予備校市谷校舎は、医学部医学科専門予備校です。 東京医科歯科大学でも、慶應義...

 

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受験生向けの情報が満載!

医学を志す

AVENUE Education企画の①医師による講演と②医大生とのグループワーク、2本立てです。

この企画は事前申込制でした。ぷっちママ、うっかり見落としていたので申し込みに間に合わず、申し込みなしでとりあえず行ってみました。会場につくと、ちょうど講演会が終わったところで、グループワークから参加させていただけました。

残念ながら、講演会の内容はわかりません。

グループワーク・症例検討

52歳男性、2カ月前に舌癌ステージ3で手術したが多臓器へ転移。緩和療法を勧めたが来院しなくなっていた。

状態が悪化し、今後の方針を相談したいと来院された。

通院していなかった間、インターネットで見つけた高額な民間療法や遺伝子治療を受けていた。

この患者さんに対して、あなたは医師として何をどのように伝えるか?また、今後、患者さんが正しい情報を選択していくために、どのようなアドバイスをしていきますか?

というテーマで、中高生がグループワークをします。

医学生の進行で一人ずつ意見を出し、グループでの結論を出し、発表します。

(中高生の意見)

  • 患者さんと信頼関係を作る
  • 民間療法は効かないことをつたえる。
  • インターネットで見た情報を信じてしまう患者さんもいるが、間違った情報が出てることを伝える。
  • 効かないと思うような民間療法も、患者さんにとっては「希望」かもしれない。それを一度理解してあげる。無理にやめさせない。
  • 残りの人生をいいものにできるよう考えをシフトさせる働きかけをする。
  • 医師の提供できる治療法を信じてもらえるよう働きかける。
  • 患者さんが納得して選択できるようにする。
ぷっちママ

中高生も立派!でも、1日何十人もの患者さんを診るので、どうやって信頼関係を作るための時間を作るのかな?

看護師ぷっちママ、医師に信頼関係を作るための十分な時間がない現場が多いので、理想と現実のギャップがありそうだけど…と気になりました。どうするのかな、とみていると…。

ぷっこのグループを担当してくれた医学生がとても素晴らしいことを教えてくれました。

医学生

病棟体験に行った時、医師は忙しくて、患者さんの話を聞く十分な時間がなかったんだ。患者さんたちは、自分の気持ちを何とかして出そうとしていた。そこで時間がない医師の代わりに、看護師が話を聞いていたんだよ。

おお~!つまり

医学生

チーム医療が必要ってこと

医師が患者さんの心の内を聞くことを諦めてはいけないけど、医師一人では患者さんにとってベストな医療を提供できないので、チームで取り組んでいく必要がある、ということですね。

また、こんなことも言っていました。

誰に言われるか、も大事。信頼している病院や医師から言われると受け入れられやすい。だから、

医学生

病院(医師)が正しい情報を発信してくことも必要だね

とも。素晴らしいのは、この学生さん、なんと1年生なのだそうです。ぷっちママのころの医学生は、OSCE.CBTからのスチューデントドクターで実習ではなかったので、実習と言っても回診の時くらいしか見ませんでした。今の医学生はこんな感じなのか!レベル高っ!と驚きでした。

ぷっちママ

まだ本格的な実習に入ったことがないのに、チーム医療の必要性をこんなに実感しているなんて!(拍手)

 

 

(全員がそうではないかもしれないけど)横浜市立大学の医学生さんの素晴らしさを知ることもできましたし、中高生が自分の頭で考えたり、他者の意見を聞く機会を与えてくださったことに感謝です。

お陰様で、ぷっこもいい刺激をいただけたようでした。

入試説明会

続いて、入試説明会です。

※大学関係者の方。掲載不可の内容がありましたらご指摘ください。(一部これ載せたら不合格!という話があり、ビビるぷっちママ)

2021年度入試について

英語民間資格の利用延期が発表された直後でした。説明会で発表されたのは、以下の通り。

  • 一般入試は、変更なし。
  • 推薦入試は英語民間資格の基準あり。(以前から利用している)
  • 記述問題の扱い 国語は採点に入れるか入れないか検討中であるが、5段階で加点するとか何らかの形で使う予定だそうです。

今後も変更があるかもしれないので、引き続き情報収集していきます。

以下、2020年度入試について。

2次試験

数・理・外国語・小論・面接

小論はほとんど差がつかないので、小論で合格するのではなく、小論で落ちることがあるというスタンスだそうです。

過去に小論で不合格になった人には、「(女性医師の出産と待機児童の問題について問われたときに)働いているのに妊娠する人が悪い」といったアウトなことを淡々と答えちゃう人が毎年何人かいて、そのような人は本人のためにもよくないので不合格にしている、とのことでした。

ぷっちママ

嫌な言い方ではなく、医師を育てる学校の責任あるお立場としての建設的な話でした。

小論で採点者に気に入られないと点が低い、気に入られると点が高いというのではなく、医師としての適性を見るというわかりやすい判定方法を示してくださっているので安心です。

新しくなった募集枠

少し複雑です。

募集枠は3種類(①一般枠②地域医療枠③神奈川県指定診療科枠)があり、それぞれに一般選抜と推薦入試があります。

  • 一般選抜は①58名②14名③2名
  • 推薦入試は県内②7名③2名、県外②4名③1名
  • バカロレア入試は一般枠2名のみ

③は神奈川県に住所または高校がある人ですが、①②は制限がありません。

②③は卒後の指定病院や指定診療科での勤続年数の制限があります。

③は、神奈川県の修学金貸付を受けることが条件です。

推薦は②地域枠:県内7名、県外4名③指定診療科枠:県内2、県外1名で、現役生のみ(評定平均値4.3以上、英検2級以上)となります。

合格可能性

センターの結果 合格者平均は9割程度

2次試験の結果 6~7割程度(割と難しく作ってあるそうです。途中で諦めないように、とのことでした。)

その他、昨年度の入試結果などのデータとその分析について、少し解説がありました。

海外派遣プログラム

海外留学プログラムのパンフレットも配られました。前回の記事に少し載せました。

 

学校のパンフレットの他に、過去問と学生さん達の受験生応援冊子の配布もありました

その他

体験コーナー

妊婦体験

体に重りをつけて妊婦にかかる負荷を体験しました。ぷっこはよろよろしていました。

血圧測定

手動式の血圧測定をします。看護科一年生かな?という手つきでした。電動でしか測れないと不便な場合もあるので、練習がんばってください。

内視鏡手術体験

内視鏡手術のアームを使って、ビーズ早取りゲームをぷっこと対戦しました。負けず嫌いのぷっこママ、大人げなく勝利しました。

法医学展示

身近な食べ物(ぎんなん)のアレルギーなど、地味な掲示物でしたが、面白かったです。

お笑いライブ

「ピスタチオ」さんと「大西ライオン」さんでした。面白くて、たくさん笑いました。ピスタチオさんは生きていました。大西ライオンさんも、寒空の下、布切れ1枚でも寒さに負けず、笑わせてくれました。プロのお笑い芸人はすごいです!

模擬店

お笑いライブを見ながら、ステーキ、豚汁、フランクフルト、焼きそば、お汁粉、チュロスと、たくさん食べました。どれも美味しかったです。皆さん医学部なので、衛生面に注意してくれているようでした。

学生さん達は、はしゃぎ過ぎないけど、楽しそうで、好感が持てました。

立地

福浦キャンパスは、八景島シーパラダイスの近くにありました。ぷっちママ、今回初めてシーサイドラインに乗りました。無人で動くんですね。シーサイドラインは、その名の通りシーサイドのとても綺麗な景色を楽しむことができました。台風で浸水してしまったそうですが、当日はお天気も良くきれいな所でした。

一年生は比較的余裕があるので、少し遠方でも通学する人が多いそうです。二年生から忙しくなるので、近辺で一人暮らしを始める人が多いそうです。

病院と駅は直結です。

まとめ

横浜市立大学、先生方も学生さんたちも雰囲気が良かったです。学業やサークル活動など、充実した学生生活が送れそうです。

うん。良さそうだよね。ここになったら、一人暮らしになるね。Gが出ないように部屋を綺麗にするよ。

あら?今回はGにも負けず。ぷっこ、気に入った模様。あと数年で家を出て、一人暮らしをするのかな?

成長する子供の姿を見るのはうれしいですが、やがて来る巣立ちの時を考えると切なくなります。あと何年、この平凡な日々が続いてくれるだろう。ちょっと寂しい気持ちになりました。

では、また。

湧きあがれ、知の泉!

 

 

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